『カエルヤ珈琲店』

 北海道立近代美術館のすぐ真ん前にある小さな喫茶店。窓側に沿って長いテーブルがあり、その前に椅子が並んでいる他は、テーブルが三つしかない。店名のとおりカエルにちなんだグッズが店内には散り巡らされている。壁に並んだ絵の中には、ゴッホの「トランプをする男」のパロディ(もし名付けるとしたら、「トランプをするカエル」)まである。カエルの柱時計、カエルの置物、カエルの絵はがき・・・。それだけカエルに囲まれていても、気持ち悪くもなければ嫌味でもない。絶妙なバランスである。おそらく、静かな客しかいなければ、居心地のいい喫茶店なのだと思う。
 がしかし、私は運が悪かった。三つあるテーブルのうちの真ん中の四人がけテーブルには、イキのいいおばちゃま方五人が座っておしゃべりに興じていた。私は「コクあじ(深煎り)」という珈琲を飲みながら読書を試みたが、まるっきり集中できなかった。店が狭いとこういうときに困る。とはいえ、窓際に座っていた二人のおばさまのおしゃべりは全く気にならなかったのだが。ちなみに珈琲は苦みなどはちょうど良かったが、もう少し濃いめの方が好みだった。
『カエルヤ珈琲店』札幌市中央区北1西17-1-16(地図

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。