『HOMETOWN Live!』Muriel Anderson

 ミュリエル・アンダーソン。1999年。エルムハースト大学(ニューヨーク州にあるらしい)でのライブのリマスター盤。彼女はかつてチェット・アトキンスに師事していた女性ギタリスト。
 のっけから話は変わるが、ミュリエルのアルバムは既に数枚所有していて、最近また「ピンク」のジャケットの『Arioso from Paris』というアルバムを購入した。『HOMETOWN Live!』の3曲目にもある「Arioso」という曲が以前から大好きで、その曲が題名になっていたからだ。ところが聴いてみるとどの曲も何か聴いたことのある曲ばかりで何か変な感じだった。なんと「白っぽい」ジャケットの同名のアルバムを既に持っていたのだ。どちらも同じ「CGD Music」から1992年に出たアルバムなのに何で?
 閑話休題。このアルバムは良い。曲も良い。音も良い。演奏も良い。彼女は普段ガットギター(クラシックギター)で主に演奏しており、このアルバムもすべてこのギターでのものだ。チェットの影響を受けたと思われる明るい曲、彼女の作曲したクラシックっぽい曲、アルベニスやビバルディをギター用に編曲した曲など色々ある。特にどの曲が好きか、と言われれば3「Arioso」と答えるが、実際はほとんどの曲が好きなので、特にこれ、とは言いたくない(何か矛盾した文になってしまった)。
 16「The Water Is Wide」を初めて知ったのは、白鳥英美子の『アメイジング・グレース』というアルバムにおいてである。白鳥のアルバムでは「There Is a Ship」という題名になっている。「Ship’s Song」としているものもあり、本当はどの題名が正しいのかはわからないが、18世紀初頭に作られた曲であることは確からしい。初めて聴いたときすぐに大好きな曲リストに仲間入りした曲で、いつかギター用に編曲して弾いてみようと思っていた。すると、その後何人ものギタリストがこの曲を弾いていることを知った。私と同じく、このメロディが好きな人が沢山いるんだと思ったものだ。このアルバムではこれだけボーカルが入っている。これはアンコールの曲で聴衆の歌声も一緒に入っており、その感じがアットホームで良い。まさに『HOMETOWN Live!』である。

amazonで見てみる
プー横丁で探してみる

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。