押尾コータローコンサートツアー2009 “Eternal Chain”

 2009年10月29日札幌公演、道新ホール。
 名前のとおり、アルバム『Eternal Chain』を引っさげてのツアー。今回は「絆」をテーマにしている。会場が暗くなると、パーカッションとしてのギターの音色だけが会場に鳴り響く。そんな中、押尾コータローが登場すると、アップテンポな『絆』からコンサートは始まった。彼は背が高いので舞台映えがする。かっこいい。
 その後のMCの後はしばらく落ち着いた爽やかな曲が続く。『旅の途中』、『渚』、『Believe』などだ。TACOMAのPapooseを使った『日曜日のビール』、’30年代のオールドギブソンを使った『Always』などは、そのギターの特徴をうまく使っていい感じだった。『Always』の枯れた音は本当に心に響く。全体的に華美な音作りだった今回のコンサートの中で、この2曲は生ギターっぽさが出ていた。カバーアルバム『Tussie mussie』からは『First Love』と『Time After Time』。前者のMCでは押尾の初恋話などで会場に笑いを誘い、その後しっとりと歌い上げた。後者はミュートした音が良い味を出していた。『Snappy!』では予想通り聴衆の手拍子を巻き込んで会場と一体化した。この手拍子がなかなか難しく4種類もあり、そのためのリハーサルまでやった。なかなか楽しい企画(?)だ。それからは激しめの曲が多くなり会場を盛り上げた。恒例の『HARD RAIN』や、『翼~you are the HERO~』、アンコール1曲目の『Big Blue Ocean』。アンコール2曲目は、このコンサートがカーボンニュートラルな取り組みをしているとの説明のあと、地球と人間との絆をテーマにした『Earth Angel』をしっとりと聴かせてくれた。最後の曲も良かった(曲名がどうしても思い出せなくて悔しい)。
 忘れていたが、いつもの「ひとりメンバー紹介」は相変わらず楽しい。ベース、ドラム、エレキギター、フォークギター、津軽三味線・・・。フォークギターの紹介では、ツアーで初めてアリスの『チャンピオン』をサビまで全部歌ってくれた。歌がうまい。良く通る声をしている。メンバー紹介の時は客席まで下りてくれるので間近に見ることができる。それもいい。
 今回のコンサートは昨年までと比べると、割と落ち着いたコンサートだったと思う。彼も余裕ができてきたのか、こちらも安心して楽しめた。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。