『THE MUSIC OF SIDEWAYS』Jake Shimabukuro

 2009年。今公開中の映画『サイドウェイズ』には二つのサントラが存在する。80年代の音楽を中心とした『オリジナル・サウンド・トラック』と、ジェイク・シマブクロによる本作である。それはそのまま過去と現在を表現している。などと偉そうに書いてはみたが、実は映画の方は観ていない。だから以下の感想も純粋にアルバムに対してのもの。
 どれもこれも大好きだ。そして良い曲が揃っていると思う。しかしやっぱりこれらは映画用に作られた音楽なのだ。最大の難点は1曲1曲が短いことだ。40分あまりしかないこのアルバムには、23もの曲が詰め込まれている。ああ、もうちょっと聴いていたい、というところで悲しいことに曲は終わってしまう。同じサントラでもジャック・ジョンソン(Jack Johnson)の『キュアリアス・ジョージ(Curious George)』なんかは曲としてしっかりと作り込まれていたのに残念だ。
 でもジェイクの曲はいい。ノリが良くてキャッチーな1『Airports』、4『The Search』の2曲や、40秒(!)と短いけど爽やかな13『Sideways-acoustic version』は好み。ちなみに『Sideways』は主人公のひとりである道雄のテーマとして作られたらしく、3曲目と22曲目にも別バージョンが存在する。他には静かに奏でられる17『Long Day』が良い。

 ああ、でもやっぱり短い。

amazonで見てみる

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。