インフルエンザウィルスについて

 自分自身の中でちょっと混乱している部分があるので、基本的なところだけ押さえておきたい(という趣旨です。この記事は)。

 インフルエンザウィルスはインフルエンザを引き起こすウィルスで、直径約100 nm(ナノメートル)の球形をしている。そしてこの球形の物体の中には8本のRNAが入っている。ここまではいい。
 今流行っている新型ウィルスは、豚インフルエンザとかA型H1N1亜型インフルエンザとかと呼ばれてるけど、これは一体どういうことなんだろう、というところで、私はたまにごっちゃになる。
 豚が付くのは豚のあいだで流行ったインフルエンザだからだ。豚は鳥インフルエンザにもヒトインフルエンザにも罹りやすいので、両者が豚の体内でうまい具合に混ざって新種となってしまったのかもしれないが、この辺の事情にはちょっと自信がない。
 A型とは何か。インフルエンザウィルスにはA型、B型、C型の3種類ある。そしてウイルス本体を作っている蛋白質の中にはM1蛋白とNP蛋白と呼ばれるものがあり、この違いらしい。普通はA型だと思っていいらしい。この3者には他にも色々と違いがあるが、私にはよくわからない(そこまでわかりたいとも思っていない)。
 亜型の話。このウィルスにはスパイクと呼ばれる突起が2種類あり、これがHとNの正体だ。HはHA蛋白質(ヘマグルチニン)で、ウィルスがヒトなどの細胞に入り込むときに、その細胞にくっつく働きをする。NはNA蛋白質(ノイラミニダーゼ)のことで、ウィルスが細胞内で増殖し細胞外に飛び出るときに、細胞とウィルスとを切り離す役割をする。HとNのあとにある数字は、HA蛋白質とNA蛋白質に付けられた番号である。今のところ、HA蛋白質は16種類、NA蛋白質は9種類知られているので、これらの数字が付けられている。ここでちょっと簡単な計算をしてみる。16(HAの種類)と9(NAの種類)の積は144である。つまり亜型だけで144種類もの違いがあることになる。そして毎年出回る季節性インフルエンザワクチンが対応しているインフルエンザの種類は3、4種類。凄い予測をしているものだと感心する。

 これで豚インフルエンザとA型H1N1亜型インフルエンザの名前の由来の謎が解けた。すっきり。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。