『Take Love Easy』Sophie Milman

 2009年。ソフィー・ミルマン。CDをかけて、いきなりガツンと来た。すぐに薄暗いジャズの似合う喫茶店に行って、濃いめの珈琲を飲みたくなった。もし私が酒を飲めるのであれば、ワイングラスを交わしたくなったといった方が適切か。良い意味で裏切られた。ジャケットのキュートなイメージとはまったく違う野太い声がそこにはあった。人を惹きつける力強い声があった。かと言って力が入っているわけではないのだ。良い具合に力が抜けている。まだ若いらしいのに、風格すら備わっている。
 カナダ出身の彼女の本作品は、彼女にとって2作目か3作目らしい。アマゾンにはセカンドアルバムと書いてあるのだが、たぶん3作目だ。このアルバムのテーマは「love」である。それは「life」の投影でもある。でも残念ながら私は英語を聞いても意味がわからない。その前に私は彼女を知らなかった。だからこそショックも大きかったのだが。
 色々なタイプの曲が入っている。低音を印象づける曲、伸びのある高音を聴かせる曲。ポップスのカバー(ジョニ・ミッチェルの5『Be Cool』、ブルース・スプリングスティーンの10『I’m On Fire』、ポール・サイモンの12『50 Ways To Leave Your Lover』)、ボサノヴァの11『Triste』・・・。しかし、まさしくジャズアルバムなのだ。
 各々の曲に関する感想は書かない。アルバム全体を覆う雰囲気がいいのだ。何度聴いても飽きない。珈琲が無くなるのが早すぎる・・・

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。