小橋川清正の器

 私の所有するカップ&ソーサーの中で最も好きなもののひとつ。赤絵の中に魚文が彫り込まれており、その輝くような朱と、やや青みがかったグレーと茶の3色の対比は目を引く。深い溝の入った文様やその器の形は無骨ですらあるが、手に持つとずっしりと重く、手の中にありながら手全体を包み込んでくれるような、そんな温かさがある。
 作っているのは沖縄の小橋川清正である。那覇市は国際通りから平和通りに入り、壷屋やちむん通り(壷屋大通り)のずっと先、ひめゆり通りに入る少し手前の左手に工房がある(わかりづらい説明ですいません。→地図)。多くの土産物店で彼の作品は売られているが、この工房でこれらの器に囲まれる贅沢は他では味わえない。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。