あっ、水溜まり

 子どものころ、雨上がりに水溜まりでアメンボがまるでスケートでもしているかのように優雅に動き回っているのを見ることがよくあった。そして水溜まりが無くなると、そのアメンボたちもいなくなっていた。あのアメンボは一体どこから来たんだろう。そして一体どこに行ってしまったんだろう。子どもながらに不思議でならなかった。そしてさらに不思議なのは、大人になるにつれてそのような光景を見ることが無くなっていってしまったことだ。子どものころには田舎に住んでいたのに今は都会に住んでいるからだろうか。昔よりも自然が破壊されてきてしまったからだろうか。それとも、今では水溜まりの中にアメンボを視(み)る心を失ってしまったからなのだろうか。

 さて、ズボンに筆を入れるかは最後まで悩んだ。でも色を付けることですべてが壊れてしまいそうで、結局はそのままにした。カバンの色も、もとの写真とは変えてみた。透明水彩のよさを表現したかった。
 顔の表情にもっと目が行くように工夫すれば良かったと思う。あと、足許に実際に水溜まりを書き込んでみた方がもっとイメージがはっきりしたのかもしれない。

(他の記事でもそうですが、写真をクリックすると拡大します)

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。