永山裕子水彩画展2010

 大丸藤井セントラルスカイホール。2010年5月25日~30日。

 好きな画家だ。水彩らしさを活かした透明感と色彩の豊かさ、筆裁きの大胆さに私は惹かれる。彼女の絵については、昨年の水彩画展のときの私の感想を参考にして欲しい(記事)。ひとつの画面の中に本当に様々な色が使われているのにどうして統一感があるんだろう。私がやるとグロテスクになってしまうのに。などと思いながら絵を見ていると気がついた。何だ、ベースとなる色は決まっているじゃないか。反対色はその色とぶつかるんじゃなくて、引き立てているんだ。それがわかると、それまで見えていなかった部分が見えだしてきた。色の対比、明度差、荒さと細やかさ、それらが見事に合わさって画面ができている。当然水彩画に付きものの偶然性もその構成の一部だ。何もない空間、ごちゃごちゃした空間を、そう感じさせないように巧みに操る技も、勉強になった(絵は勉強するものではなくて感じるものだ、と常日頃思っているが、描く立場としては勉強も必要なのだ)。
 29、30日には本人が来て話も聞けるのだが、残念なことに私は行けない。

大丸藤井セントラル

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。