『Prodigal Son』Robert Wilkins

 プロディガル・サン~放蕩息子~。ロバート・ウィルキンス。1928~1935年。
 このアルバム内の曲は年代順に並んでいる。1928年頃に録音された曲を聴いて、あっ、ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)に似ている、と思った。飄々とした歌い方や声が。ロバートはメンフィス・カントリー・ブルースを代表する人物だが、ミシシッピのブルースマンとも交流があったという。そんなわけで似た感じがするのかな、と思ったりもする。年代が進むとミシシッピ・ジョン・ハートとはまったく違った音楽になるし、初期の曲にしても彼ほどの軽妙な洒脱さといったものはないのだが。
 でも悪くない。自由な感じがいい。ギターは聴かせるタイプじゃなく、力強く歌を支えてる、って雰囲気。
 余談だが、ロバート・ウィルキンスはこのアルバム内の曲を録音した後ゴスペルに転向して、ブルースを歌わなくなったそうだ。その心境の変化の理由を知りたい。

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。