『CAFÉ RANBAN』

 ランバン。
 札幌駅前通から狸小路の1本南側の通りを西に行くと、ノルベサのちょっと先の右手に、『ランバン』というカフェがある(国道36号線あるいはすすきのの通りの1本北側といった方がわかりやすいかもしれない)。もともとこの店は2階部分だけから成っていた。少し焦げ茶がかった黒色に塗られた木の雰囲気がとても良い、落ち着いた店だった。階段を上ると、目の前に横に長いカウンターが現れる。視線を左に向けると、奥の窓のあるコーナーに、テーブル席もいくつか設(しつら)えてある。この2階部分は今も当時のまま残っていて、右の写真は、ここをカウンターから窓の方に向かって撮影したものである。
 昔、1階部分は『サラ』というカジュアルな食事を出す店だった。メニューによっては、ランバンのものが供された。この『サラ』のシェフは、今は独立して『モンペール』というフランス料理店を営んでいる。ちなみに『モンペール』はそんなにカジュアルな店ではない。その『サラ』がなくなった後、改装して、『ランバン』は1階と2階にまたがるカフェとなった。1階は清潔で都会的な印象で、2階の「旧き良き」という感じとはまったく異なる趣である。今は1階でコーヒーを淹れて、2階に持ってきてくれる。
 ネルドリップで淹れるコーヒーはどれもおいしい。私は本当においしいコーヒーを飲みたくなったとき、この店に来る。家では飲むことのできない極上のコーヒーを味わえる。マンデリンをこんなにおいしく淹れてくれる店は、他に知らない。

CAFÉ RANBAN』札幌市中央区南3条西5丁目20(地図

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。