『うちなー茶屋 ぶくぶく』

 那覇市にある壺屋やちむん通りをずっと下っていって、その通りも外れに近いところの左手に、「新垣陶苑」という店と、「清正陶器工場」という店が、道を挟んで建っている。その間の道は、結構な登り坂になっているのだが、そこを頑張って歩いていくと、右手にこのお屋敷の門がある。貼り紙によると、10歳以下はお断りらしい。でも私はそんなに若くないから大丈夫。この店は、店名からもわかる通り、ぶくぶく茶という、昔琉球の宮廷などで飲まれていたお茶を供することで有名である。ぶくぶく茶は、さんぴん茶(沖縄でよく見るジャスミンティー)の上に、こんもりと泡が盛ってあるお茶である。店のホームページを見ていただけると、その雰囲気がわかる(店内は撮影禁止だったので、写真を掲載できませんでした)。点てられたお茶は、結構壮観な眺めだ。その泡は、炒った米を煮出してできたお湯とお茶を混ぜたものを、大きな茶筅で思いっきり泡立てて作ったものだ。ちょっと苦めのさんぴん茶と、この泡の組み合わせはなかなか楽しい。一緒にトッピングされている、細かく砕いたピーナッツの香りも、また良い。沖縄に来たら、是非一度試してみてはいかがだろうか。
 今日は麦と小豆を使った黒蜜のぜんざいもいただいたが、控え目で自然な甘みがとても良かった。

 ちょっと補足。ぶくぶく茶はさんぴん茶で作る、と上では書いたが、さんぴん茶でなくて、山原(やんばる)茶や、グアバ茶、柿の葉茶などを使ったぶくぶく茶もある。実際、前回私がこの店に来たときは、クミスクチン茶のぶくぶく茶をいただいた。ただ、今この店で出しているぶくぶく茶は、さんぴん茶をベースにしたものしか置いていない。

うちなー茶屋 ぶくぶく』那覇市壺屋1-28-3(地図

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。