2010年。スティーヴン・ベネット。前作『Good Wood』(記事)と同様、ほとんどの作品を100年前に制作されたハープギターで弾いている(15『You Really Got Me』のみバリトンギター)。重奏感と低音の響きがたまらない。
これはカバーアルバムである。ちょっと古めではあるが、すべて、(そこそこ)有名なロックミュージックから選曲されている。おいしいリフなども取り入れて、原曲の雰囲気に比較的忠実なアレンジが成されており、ギター1本で重厚なバンドサウンドを再現している。The Doorsの1「Light My Fire」、Jimi Hendrixの3「The Wind Cries Mary」、Creamの6「White Room」など、全15曲。
個人的には、Procol Harumの4「Whiter Shade of Pale」、The Rolling Stonesの7「Honky Tonk Women」あたりが気に入りました。7なんて笑っちゃうくらいストーンズです。アコギなのにエレキサウンドに聞こえてしまうのが不思議。
ちょっと懐かしい気分になる1枚。
(ハープギターのイメージがわかない方、このアルバムのジャケットがそのギターです)
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