『文字をつくる 9人の書体デザイナー』雪 朱里

 誠文堂新光社。
 若いデザイナーからベテランのデザイナーまで、9人の書体デザイナーそれぞれについて、インタビュー記事、文字をつくる工程、組見本の3点に焦点を当てて、紹介している。インタビューでは、生い立ちから文字に興味を持つことになったきっかけ、文字に対する思いなどが語られる。私はこの部分が結構楽しめた。文字のつくるアプローチの仕方はデザイナーによってまったく異なるのだが、向かっている方向性がほぼ同じだということは興味深い。私は、片岡と小塚の文字のつくり方が非常に参考になった。以下に、本書で取り上げられているデザイナーの名前と、本人のつくった代表的書体を示す。

鳥海修:ヒラギノシリーズ、こぶりなゴシック、游書体ライブラリー
杉本幸治:本明朝
鈴木功:AXISフォントシリーズ、ドライバーズフォント
西塚涼子:りょう、りょうゴシック、かづらき
大平善道:ZENオールド明朝ファミリー、ZENアンチック、ZEN角ゴシックファミリー
片岡朗:丸明オールド、iroha gothic、丸丸gothic
小林章:Clifford、ヒラギノ明朝従属欧文、AXISフォント欧文
小宮山博史:平成明朝体
小塚昌彦:新ゴ、小塚明朝、小塚ゴシック

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。