『醍醐芳晴、永山裕子、水彩画二人展』大丸藤井セントラル

 大丸藤井セントラルスカイホール。2011年6月7日~12日。だいごよしはる、ながやまゆうこ。

 毎年この時季になると永山裕子展が大丸藤井セントラルで開かれているのを、過去のブログ記事を検索してみて気がついた(2009年2010年)。そうしたらだいたいのことは語り尽くしてしまってるんですね。あと書くことと言えば、個々の作品についてくらい。だから今回は醍醐芳晴との違いみたいなことを簡単に記すにとどめたい。
 どちらも水彩画の良さを引き出している素敵な画家だと思う。永山が奔放な筆遣いで色彩に溢れている感じがするのに対し、醍醐はわりとかっちりとした線で落ち着いた色彩構成をしていると思う。その差は風景画などに典型的で、醍醐は写真からそのまま描き起こしたかのような丁寧さを感じさせる。永山の絵でいいのはダントツで花である。花を描かせたら天下一品だと思う。でもそれ以外の静物はちょっと説明的な感じがして、私はあまり好きではない。そういった静物画であれば、醍醐の方がデッサンもしっかりしているので見ていて安心感がある。人物画はそれぞれに良いところがあるが、やはり永山の方が色は豊かだ。対する醍醐は余白を生かした画面構成で、色もシンプルできりっとした印象がある。私にはどちらがいいとも言えない。
 あまり画風とは関係ないかもしれないが、永山の描く透明感のあるやさしい紫色と、醍醐の描く渋い緑色に強く惹かれた。
 個人的な好みの問題だが、私は永山の描く絵の方が好きである。

大丸藤井セントラル

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。