『フォントのふしぎ』小林 章

 美術出版社。副題「ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」。
 フォントはいたるところで目にすることができる。街角の看板や標識、食品のパッケージやロゴ、ブランド名、書籍・・・。それらのフォントが使われている実例を、欧米で撮った270点にも及ぶカラー写真を交えて紹介している。そして副題にあるとおり、どうしてルイ・ヴィトンやゴディヴァのロゴが高級そうに見えるのかだとかも教えてくれるし、目の錯覚とフォントの関係といったトリビア的なものもたくさん教えてくれる。
 まず写真がきれい。そして砕けた感じの文体が親しみやすく、読者とフォントとの間の壁を取り払ってくれる。もともとフォントが好きな人はもちろん、そうでない人も雑誌を読むような感覚で気軽に読めるようになっている。素敵な本です。
 (念のため)欧文フォントを対象にしています。和文フォントは扱っていません。また、もっと本格的に欧文書体について知りたい人は、同じ著者の『欧文書体』(私の記事)、『欧文書体2』(私の記事)などもよい本だと思います。

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。

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