『So Beautiful Or So What』Paul Simon

 2011年。ポール・サイモン。
 1曲目の「Getting Ready for Christmas Day」で、いきなり驚かされる。誰もが考えつきそうなのにやってこなかった試みがなされていて、ギターのバッキングがすごいことになっている。人工的に音量を上下させて、独特のグルーヴを醸し出している。実のところ、聴き慣れないうちは、酔ったような感じになってかなり気持ちが悪いが、聴き続けていると妙にはまる。2曲目の「The Afterlife」でも同じ試みがなされている。他の曲はそんな新しい試みはしていないみたいだけど、いいですね。音がすごくきれい。ポールの声とギターの音がそれぞれに立っていて、立体感がある。7「Amulet」はインストの曲だけど、美しい。5「Love and Hard Times」もきれいな曲ですね。8「Questions for the Angels」は昔の彼の曲を聴いているような静かな曲で、好きです。9「Love & Blessings」は、場面構成がおもしろい。全然違う雰囲気のフレーズを見事にひとつの曲にまとめている。3「Dazzling Blue」とかも好きです。4「Rewrite」のギターいいな。存在感がすごいのは1曲目とタイトル曲10「So Beautiful Or So What」ですね。
 音楽自体はサイモンとガーファンクルの頃と違うけど、変わらない声を聴くとなんだか安心する。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。