1954年の録音。バードランドというジャズクラブでのライブを収めたもの。『A Night at Birdland, Volume One』(私の記事)の続き。もちろん同日の録音。アート・ブレイキーはドラムス。
Vol. 1と同じく、勢いがあっていいです。でもVol. 1の方が人気があるみたいですね。こっちの方がキャッチーな曲が少なくて地味に感じられるのかな。「Now’s the Time」なんか、かなりいいと思うけど。「Wee-Dot」と「Quicksilver」の別テイクが、どっちにも入っている。ほぼルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)のアルトサックスソロで占められている「If I Had You」もいいですね。この人のサックスの音は好きです。夕暮れのカフェが似合うバラード。
Vol. 1でもそうだったけれど、ピー・ウィー・マーケット(Pee Wee Marquette)のナレーションは私にはちょっとうるさく感じられる。これがいいという人も多いとは思うんだけど。
Vol. 1の記事では書かなかったけど、どちらのディスクにも、さりげなく「バードランドの子守唄」のフレーズが混ざっている。エンディングテーマなんだと、アマゾンのカスタマーレビューに書いてあった。ちょっとした遊び心ですよね。