『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』ミロシュ

 2012年。録音は2010年。Miloš Karadaglić(ミロシュ・カラダグリッチ)。もともとのタイトルは『Mediterráneo』。
 クラシックギターのアルバム。超が付くくらい有名な曲を集めている。デビュー作ということでそうした選曲になっているのだろう。「アストゥリアス(伝説)」(アルベニス)、「アルハンブラの思い出」(タレガ)、「セビーリャ」(アルベニス)、「ラグリマ(涙)」(タレガ)、「禁じられた遊び」(作者不明)等々といった感じ。
 CDショップの店先で力強く引き込まれるような演奏を耳にして、つい衝動買いしてしまった。かかっていたのは、確か「アストゥリアス(伝説)」だったと思う。石畳を革靴で歩いているかのような硬い音を奏でる。よい意味で男性的。海外でベストセラーになったのはわかるような気がする。「ラグリマ(涙)」や「禁じられた遊び」のようなギター初心者が弾くような曲をプロが弾いてくれるのは、実は嬉しい。どう解釈して弾けばよいのか、とても参考になる。また、付属DVDのドキュメンタリーも味があってよい。ただ、ちょっとクセのあるトレモロは個人的には苦手かな。といいつつ、そのトレモロが多用されている「コユンババ」(ドメニコーニ)にはなぜか心惹かれてしまったのだけれど。あと、「オリエンタル」(グラナドス)もいいな。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。