2008年。2007年にニューヨークで行われたウィリー・ネルソンとウィントン・マルサリスのジョイントライブを収めたもの。
ブルースとスタンダードの曲で成り立っていて、ジャズテイストなサウンドを聴くことができる。飄々としたウィリーの歌声の合間に、ウィントンのトランペットが要所要所に食い込んできて、二人の楽しそうな感じがよく伝わってくる。それにしてもトランペットって実に多彩な音を奏でるんですね。すごいと思った。音色の違いもさることながら、この旋律の上にその音を乗せるのか、という驚き。ウィリーの歌もいい。もともとのメロディにとらわれることなく自由に歌っていながら、しっくりと自然に聴かせる。
二人の実力者によるコラボ。私は好きですね。