『60分でわかる! 図説 著作権』中川 勝吾

 ディスカヴァー携書。
 実際に絵を描いたり音楽を作っている人はもちろん、ブログやホームページ、ツイッターなどで情報発信している人、さらにはレンタルショップからDVDを借りて観るだけの人も知っておいたほうがよい権利、著作権。その全体像をコンパクトにわかりやすく解説している。何しろ2ページに1ページは図解である。著作権のごく基本的なところを押さえるにはよい入門書である。
 ただ、実際に著作権に関して具体的な疑問点の解決を求めている人にとっては、目的を達せられないかもしれない。そういう人は、著作権のどの部分が問題となりうるのかを本書から読み取って、もっと突っ込んだところまで書いてある著作権絡みの本を探してその部分を詳細に調べる、といった方法を採るとよいだろう。本書の最後には「著作権をもっと詳しく知りたい方のためのブックガイド」が掲載されているので、参考になる。
 私が知りたかったことは載っていなかったけれど、出版権の設定の話など知らなかったこともかなりたくさん書かれていて、読んでいて勉強になった。著作権のことでわからないことがあったら、まず本書をぱらっとめくってみることにしよう。この本が解決してくれるかどうかは、ものの数分でわかるのだから(本当にコンパクトなので)。そしてそれでもわからなければ本屋に駆け込めばいい。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。