『がんばらない生き方』池田 清彦

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 中経の文庫。
 今の世の中には、がんばる生き方をしなければならない、という時代の空気があるが、そんなにがんばらないでほどほどの生き方をしてはどうですか、というのが、この本の趣旨である。がんばりたい人はそうすればいいけれど、がんばりと結果は必ずしも比例しないし、がんばることの副作用だってある。ここは考え方を変えてみたらどうですか、というような感じで話が進んでいく。ときに毒や辛辣な意見も交ぜながら、しかし全体としては肩肘張らない雰囲気で書いている。
 基本的に雑談、という感じがする。確かに言うことは正しそうだけれど、根拠をきちんと述べているわけでもないし、本人もそこまできちんと論じるつもりもない。普段思っていることのエッセンスを並べてみました、という感じだ。
 私はがんばりすぎた生き方をして身体を壊したという過去(たぶんその因果関係は間違っていないと思う)があるので、この本で書かれているような生き方をすべきなんだろうな、とは思う。 でも全部の人がそうすべきだとも思わない。ただ、がんばる生き方でもがんばらない生き方でも、どっちの生き方をしてもそれらを認めあえる社会がいいな、と思う。

がんばらない生き方

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。