『The Absence』Melody Gardot

 2012年。『アブセンス』メロディ・ガルドー。前作『My One And Only Thrill』私の記事)以来3年ぶりの3rdアルバム。
 全体的に明るくなった。そしてバラエティに富む作風になった。世界中を巡っているような気になる。それはもちろん、彼女がこの期間に旅をしていたことと関係がある。南米やアフリカ、ポルトガルなどに立ち寄ったという。その影響はかなり濃い。これまでのような、どちらかといえば抑圧された暗いイメージはあまりない。軽快であったり、ときには力強かったり。音楽だけではなく、彼女自身が変わったのだろうと思う。それはライナーノーツにあるインタビューからも見てとれる。でも強いビブラートのかかったささやくような声は変わらない。その声の魅力はそのままに、曲調だけが変わった。音楽が広がった。以前の2作品ももちろん好きだが、次にどんな作品を出すのか、今から楽しみだ。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。