『Upright & Locked Position』Don Ross

 2012年。ドン・ロス。
 ブルック・ミラー(Brooke Miller)とデュエットしている『Wall of Glass』以外はすべてソロギター曲。そういえばこの曲はどこかで聴いたことがあるな、と思ったら、2001年のアルバム『Huron Street』に入っていた。
 「今度は少しおとなしい曲も聴いてみたい」と、前作『Breakfast for Dogs』についての私の記事で書いた。そうしたら、今作ではそのとおりおとなしめの曲が多く入っていて、うれしかった。『Stop Driving, Start Playing』、『New Aaron』はきれいなバラードだし、最後を飾る『Silversmith』だってそうだ。『Voyageur』も『Cup of Pop』もややアップテンポながらさわやか。表題曲『The Upright and Locked Position』もドン・ロスらしい力強さは残しつつも、同じくさわやか路線をいっている。
 こうやって感想を書いてみると、もちろん彼らしい持ち味である力強く華やかな『Run, Don’t Walk』のような曲もあるけれど、全体的にきれいにまとまった落ち着いたアルバムだと思う。私はこの夏ずっと聴き続けていたけれど、激しいのが好きな人には物足りないかもしれない。

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。