『神的遊戲』張懸

 2012年。『games we play』チャン・シュエン。
 雑居ビルのならぶうらびれた狭い路地に夕焼けが差し込み、これから夜の闇が訪れるというそんな瞬間を切り取ったような頽廃的なイメージ。このアルバム全体を覆うこんな印象を決めているのは初めの3曲、『玫瑰色的你』、『瘋狂的陽光』、『藍天白雲』の影響が大きいのだろうと思う。彼女の気取らない自然な声にピアノとギターの音が効果的に響く。
 それでもアルバムの後半の3曲はいくぶん明るさを取り戻し、『我想你要走了』 なんかは穏やかながらもクールで、好きな曲だ。力強さを感じさせる『艶火』もいい。そして最後の『日子』ではギターの弾き語りで締めくくる。
 中国語はわからないが(台湾の人です)、初めて彼女の歌声を聴いてから、ずっととりつかれたままでいる。そういえばこのアルバムももう4枚目。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。