『十七音の海』堀本 裕樹

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 KANZEN。副題「俳句という詩にめぐり逢う」。
 著者の言葉をそのまま引用。

「正岡子規以降の近代から現代までの作品のなかで、私が好きで皆さんに知ってもらいたいと思った俳句を百四句選びました。」

 そしてその104句に著者の解説が添えられている。すごくわかりやすく、言葉遣いもやわらかで優しい。それぞれの句に対する愛情が感じられる。
 私は俳句を詠まないし、読めもしない。けれども著者の導きにしたがって句を読んでいくと、その句の持つ世界が目の前に現れてくる。たった17音の言葉のなかにこんなにも大きな世界が広がっているのか、と感動に似た思いに包まれる。俳句っていいな、とそんな気にさせてくれる。この本を読むと、俳句が近くなる。素敵な本。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。