『ABCのみほん』アイデア編集部編

 誠文堂新光社。副題『かたちで見分けるフォントガイド』。
 『もじのみほん: 仮名で見分けるフォントガイド』私の記事)の続編の、ラテン・アルファベット編。最初にちょこっと「欧文書体の基礎知識」が載っている以外は、ひたすらアルファベットが並んでいるだけの本。「Selif Modern」や「Script Flourish」といった種類別に、見開きに8~16のフォントの主要文字が並んでいる(大文字、小文字、数字、一部の約物)。文字組版の印象を知るための組見本は掲載されていない。数えていないが、結構な量のフォントが取り上げられている。
 似たようなフォントがすごくたくさんあるので、正直なところ雑誌とかで見かけたフォントをこの本を見ながら特定していくというのは難しいな、という印象を持った。たぶんそれは私がふだん欧文に囲まれた生活をしていないということが大きな原因なのだろうと思う。フォントの違いを見分けるときのツボというかコツというか、そういう解説もほんの少しは載っているのだが、もうちょっとページを割いてもらえればよかったなと思う。まあ、そういう目的であればもっと違う本を買えということなのかもしれないが。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。