『Country Blues Guitar Festival』Stefan Grossman

 2012年。ステファン・グロスマン。2012年とはいっても、実際には1977年の録音。1977年リリースの『Country Blues Guitar Festival』と1978年リリースの『How To Play Blues Guitar, Vol. 2』を合わせたお得なアルバム。
 ステファンのアルバムだけれど、彼はメインギターを担当しているだけで、ヴォーカルはジョ・アン・ケリー(Jo Ann Kelly)、マイク・クーパー(Mike Cooper)、サム・ミッチェル(Sam Mitchell)の3人が入れ替わりで担当している。バックがツインギターの曲も多く、そのときの相手役は主にサムがついている。収録曲はミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)やスキップ・ジェイムス(Skip James)などの戦前のカントリー・ブルースの曲ばかり。どの曲もいい曲で、聴き応えがある。ステファンはメインギターを担当しているだけなどと書いたが、ギターは脇役なんかじゃなくて、ヴォーカルとともに堂々と主役を張っている。3人のゲストの中ではジョ・アン・ケリーのちょっと鼻に抜けた感じのある張りのある声が好きだ。この人だけ女性ですね。『Special Rider Blues』、『Man of My Own』、『Wake Up Mama』、『Pallet on Your Floor』なんかが特にいい。マイクの歌では『Hollerin’ for My Crow Jane』、サム・ミッチェルの歌では『Rainy Day Blues』がよかった。ステファンとサムのツインギター・インストである『Ragtime Mama Blues』もいい。
 このアルバム、結構好きです。CDをパソコンで開くと、全曲のPDFのTAB譜(ギター用の譜面)が入っているのも、かなりお得感がある。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。