『FLYING SAUCER 1947』Harry Hosono & The World Shyness

 2007年。ワールド・シャイネスをしたがえての、バンド・スタイルの細野晴臣である。
 一聴、わあ、アメリカだあ。それも今のアメリカじゃなくて、もっと古い時代のカントリー&ウエスタン。1940、50年代のC&Wのカヴァーである最初の2曲、『Pistol Packin’ Mama』、『The Wayward Wind』はもちろんなんだけど、それ以外の細野による曲の数々、たとえば『Body Snatchers』、『Morgan Boogie』みたいな日本語の歌までそんな感じでご機嫌だ。日常会話での声使いとたいして変わらないような自然でやさしいヴォーカルが、うまい具合に力の抜けた感じになっていて、肩肘の張らない細野ワールドを形づくっている。いいなあ、このアルバム。
 カントリーだけじゃなく、ジャパニーズな感じの『Shiawase Happy』とか『Yume-Miru Yaku-Soku』みたいなのもある。森高千里、忌野清志郎、坂本冬美が絡んでいたりもする。でも全部細野さんなんですね。
 1947年、細野は生まれ、その同じ年にアメリカ・ニューメキシコ州ロズウェル近郊で円盤が墜落した。タイトルはつまり、そういうわけである。ジャケットもいいですね。よく見ると・・・

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。