『オリジナル曲をキッチリ作りたいギタリストのための作曲・アレンジ・DTMガイド』近藤 元

 リットーミュージック。
 私は勘違いしていたのだが、この本はギターを中心とする音楽を作曲・アレンジするための本ではない。あくまで、ギターを弾く人が一般の曲を作曲・アレンジするのに役立つように書かれた本である。巻末付録のコード進行パターンにはギターのコードダイアグラムが掲載されているが、それ以外の部分は別にギタリストではない人が読んでも困ることはない。
 内容はごく基本的なことしか書かれていない。掘り下げたい人は他書にあたるとよいだろう。作曲やメロディ、コード進行、リズム・パターンの打ち込み、上モノの話、録音、ミックスと、曲を作るための一通りの流れがつかめるようになっている。これだけ広範囲のものを扱っているせいだと思うが、系統立てて書かれているわけではなく、一問一答的な感じである。著者も述べているように、興味のあるところだけ読んでもいいように見開きで1トピックにまとめられている。
 私はちょっと物足りなかった。付録CDについてだが、中の音源の音圧レベルがばらばらで聴きづらく、演奏も雑に感じた。もうちょっと丁寧に作ってくれたらよかったのにと思う。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。

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