『伝統工芸ってなに?』日本工芸会東日本支部 編

 芸艸堂(うんそうどう)。副題『見る・知る・楽しむガイドブック』。
 小学校高学年から大人までを対象としたガイドブック。豊富な写真、図版を使って、伝統工芸に携わる人が集まる日本工芸会の7分野を紹介、解説している。この7分野とは、陶芸、染織、漆芸(しつげい)、金工(きんこう)、木竹工(もくちくこう)、人形、諸工芸のことである。それぞれの分野にはどんな作品があるのか。そしてそれらをどうやって作るのか、ということを簡潔に説明している。少しわからなかったところもあったけれど、全般的にとてもわかりやすい。
 例えばどんな作品が載っているかを漆芸から抜き出してみると次のような感じだ。蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)、沈金(ちんきん)、蒟醤(きんま)、彫漆(ちょうしつ)、平文(ひょうもん)、漆絵(うるしえ)、卵殻、鎌倉彫。もちろん全部の伝統工芸を扱っているわけではないけれど(例えば木竹工に寄木細工が載っていない、とか)、じゅうぶん広範囲をカバーしている。
 すごくいい本だと思う。見ているだけで楽しい。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。