『STUDIO ZOO』Newton Faulkner

 2013年。ニュートン・フォークナー。
 彼にとっては8枚目のアルバムらしいが、私は2008年の『Hand Built By Robots』から聴き始めたので、私にとっては4枚目のアルバムとなる。過去3枚のアルバムに比べると、キャッチーでかっこいい、といった印象は薄れ、おとなしめのアルバムだと思う。これまでのイメージどおりの曲は『Indecisive』、『Losing Ground』くらいだろうか。全体的にきれいな曲だなと感じる作品が多い。ギターの音もメロディも。そして、スピーカーから出てくる音がとても立体的で、空間上に絶妙に配置されたギターの音色と彼の声が頭の中に広がっていく感じが、実に心地よい。それらの音がない部分を占める空間もまた、音楽を形づくっているんだということを強く感じる。バラード調の『Don’t Make Me Go There』、さわやかさのある『Waiting On You』、ささやくように静かに歌い上げる『Innocent』など、派手さはないけれどいい曲が揃っている。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。