『最後のトレモロ』朴葵姫

 2013年。パク・キュヒ。クラシックギター作品。
 前回はスペインにスポットを当てたアルバムを作成していたが(『スペインの旅』)、今回はブラジル以外の南米作品を取り上げている。A. バリオスとL. ブローウェルの作品が多いが、ほかにはE. グレネ、A. モンテス、Q. シネン、A. ピアソラの曲が収録されている。『最後のトレモロ』はバリオス作品だ。バリオスといえば『大聖堂』も有名かもしれない。
 音の粒立ちがはっきりしていて、どの音もしっかりとよく聞こえる。朴はトレモロがきれいなことで知られるが、やっぱり『最後のトレモロ』は美しい。今発売のアコースティック・ギター・マガジン(Vol. 59)で『朴葵姫直伝!”最初のトレモロ”』という特集が組まれているが、おもしろい企画(特にネーミングが)だと思う。トレモロ以外でも、音の強弱やフレーズによって音色を変えている点など、すごいと思う。同じギター1本からなのに、実に多彩な音色を聴かせる。いい。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。