『Sunny Side Up』Calum Graham

 2009年。カラム・グレアム。基本的にはソロギター・アルバム。
 ちょっと演奏が荒削りで雑なところはあるけれど、そんなところが逆に身近に感じられて、ちょっぴりライブを聴いているみたい。さわやかに、でもかっこよく朝を迎えるには『Sunny Side Up』はぴったりの曲だ。それに『Roadmap』の落ち着き、美しく悲しげな『Tears On My Toes』など、スタンダード・チューニングなのにそうは感じさせない素敵な曲が詰まっている。彼が作曲したものでは、『Anybody Home?』なんかもいい。ほかに、トミー・エマニュエル(Tommy Emmanuel)の影響の色濃い『Classical Gas』『Thru The Photo-Album』とか、ドン・ロス(Don Ross)のファンキーな曲『Dracula & Friends Part 1』なんてものもある。そういえばドン・ロスとデュエットを組んだアルバムがあった(私の記事)。実はこのアルバムの中に、渋いけれど不協和音にぞくっとさせられるお気に入りの曲が混じっていた。プジョル(M. D. Pujol)の『Tristango En Vos』をリアレンジしたものだ。音は確かに雑だけど、なかなか魅力的なギターを弾く人だと思った。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。