『手と足の描き方』ジョヴァンニ・チヴァルディ

 マール社。みつじまちこ訳。中村武日本語版監修。副題『仕組みを知って上手くなる!骨格・筋肉・形状・動き・性別や年齢による違い』。
 写真は一切使っておらず、すべて著者によるデッサンである。手足の骨格、筋肉、腱については詳細に説明されている。また、いろいろな角度からの作例もわりと豊富に載っている。
 でも手足の描き方については、そんなに詳しく書かれているわけではない。だいたい当たりを付けて形をとったあとに、それを四角柱などの幾何学的な形状の組み合わせに分解して描き、それを実物に即して描き起こしなさい。そしてよく観察するように。そんなことを書いてあるくらいだ。結局よく見て描け、ということなんだろう。ちょっと物足りない。でも骨格や筋肉のことを考えてデッサンできるようにはなったのかなとは思う。「手足独特の形や動きを効果的に表現するプロのテクニックが学べる」と裏表紙には書いてあるけれど、そこまですごい本ではないと思う。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。