『文字のつくりかた』デザインの現場 BOOK

 美術出版社。副題『“伝わる”文字はどうやって生まれるの?』。
 なんだか見たことのある記事が多いなと思ったら、本書は『デザインの現場』2009年6月号の特集記事に新たに記事を加えて一冊にまとめたものだった。6~7割は同じ内容じゃないだろうか。それはさておき。
 ロゴとかフォントなど、文字についてのいろいろな記事を載せている。ロゴについては、クライアントとのやりとりを含めた文字の製作過程の話が多い印象。書体については、資生堂の製品に使われている資生堂書体や、電子媒体でも長文が読みやすいようにと作られた凸版文久体の記事がおもしろかった。字游工房が教える和文の文字のつくりかた講座は実践的で役に立つ。ほかには、街で見かける看板の文字をフォント化する「“のらもじ”発見プロジェクト」がおもしろい(こちらのURL参照)。
 全体的に既視感があってちょっと興ざめの部分もあるけれど、復習だと思えばいいのかもしれない。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。