『Type & typography』Phil Baines & Andrew Haslam

 Watson Guptill。Second edition。
 活字とタイポグラフィの本。モノタイプ、ライノタイプ、写植、デジタルなどの、グーテンベルクから始まる(それ以前にも韓国で活字は存在したようだけれど)活字の歴史。ギリシャ、ローマ以降の書体の変遷。書体の構成要素、構造。文字のカーニングや行間の話。版面デザイン。文字の組み方。そんなことがたくさん書いてある。
 珍しいなと思ったのは、音声や聴覚と言語の関係や、文法の話、映像や動画とタイポグラフィの関係など、他の本ではあまり取り上げられることの少ない話題も扱っている点だった。結構大きな本で読み甲斐がある。盛りだくさんの本だけれど、図版が多くて楽しい。そして説明がわかりやすい。
 私は大分前に定価で買ったのを積ん読状態にしていて、やっと読む気になったので読んでみた。ところが今アマゾンで見てみるともうそこでは新品は売ってなくて、「出品者」から滅茶苦茶高い値段でしか買えないみたいだった。定価ならともかく、私ならその値段では買わない。それだけの価値がある本だと市場では見なされているからその値段なのだろうけれど。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。