Rittor Music。
私はベースを弾かない。でもギターを弾くときにはベース音も弾くし、ギターにベースで色づけしたりしてみたいなと思ったりはする。だからベース奏法の本ではなく、ベースライン作りの本を手に取った。
この本は、音楽の本当に基本的なところから始め、ベースの初級をちょっと超えたところまで持って行ってくれる。ベースラインを作るにはどんな音を選べばいいのか。リズムはどうすればいいのか。フィル・インを作るにはどうすればいいのか、等々。
一番役に立ったのは、ベースラインを弾くときには、常に今弾いているコードのどの音を鳴らしているのかを意識していなければならないということを学べた点だ。 rootを弾いているのか、3rdを弾いているのか、5thを弾いているのか。私はちょっとその辺をおざなりにして楽器を弾きがちだけれど、そうじゃいけないんだということがよくわかった。ベースを弾く人だけじゃなく、ギターを弾く人や打ち込みをする人(初心者向けだろうけれど)にも役に立つ。これでウォーキングベースについてもページを割いてもらったら、もっとよかったのに。