1961年録音。『バラード』。ジョン・コルトレーン(ts)、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner, p)、ジミー・ギャリソン(Jimmy Garrison, b)、レジー・ワークマン(Reggie Workman, b)、エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones, ds)。
甘くメローなテナー・サックスの音色が、しっとりとしたモノトーンの夜に色を添える。もしお酒を嗜めるなら、赤ワインでも片手にソファーに横になりたいところだ。
斬新さとかドキッとさせるような新しさはないかもしれない。でも抜群の安定感がある。じわーっと音が体にしみこんでくる。惜しむらくは30分ちょっとと、アルバムにしては短いところ。