2015年2月7日~5月24日。『~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから。私の印象派。』。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵の印象派の作品を集めた展覧会。モネ、ルノワール、ドガ、ゴッホなど、人気作品が並ぶ。作品数はそんなには多くないのだが、見所が多すぎてお腹がいっぱいになる。というか、この前に東京都美術館で新印象派の絵をたくさん観てきたあとだったのも効いている。午前中だけで2つの展覧会を観るのは無理があった。そのせいで、こちらはちょっと流し気味になってしまった。もったいない。
それはともかく、いいです。何となくルノワールの作品群が人気があるんじゃないかなと思った。でも私が好きだったのは、静謐さの中にも強さが感じられるベルト・モリゾの『窓辺にいる画家の姉』、肉感的な生々しさのあるポール・セザンヌの『牛乳入れと果物のある静物』、現代的ですっきりとしたデザインを感じさせるピエール・ボナールの『革命記念日のパリ、パルマ街』、緑とオレンジの対比が印象的な存在感のあるポール・ゴーギャンの『カリエールに捧げる自画像』などの作品だった。
それにしてもこの美術館は雰囲気がいい。
『三菱一号館美術館』東京都千代田区丸の内2-6-2