『DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること』山口哲一 監修

 Rittor Music。
 12人のプロのアーティストがどのようにDAW(Digital Audio Workstation)と関わり、どうやって曲を作っているのか紹介している。DAW上で実際にどんなテンプレートを立ち上げ、どんなソフトや機材を使ってどのように曲を組み立てているのか、作曲のコツ、DAWに使われないための心得、DAWに頼らない曲作りなど、プロのやり方、そして考え方がいろいろ載っている。
 曲の作り方って人によってこんなに違うんだ。さらにいえばこんなに違っていいんだ、と思った。Aメロから作る人、サビから作る人、メロディよりも前に他のトラックを作り込む人、打ち込みに徹する人、生音にこだわる人・・・。人によってはまるで反対のことを主張していたりする。この自由さを知れたことはとてもよかった。仮歌や仮歌詞があるなんてことも知らないほどのド素人ではあるけれど、読んでいて楽しかった。ソフトの名前も機材の名前も知らないものばかりだったけれど、おもしろかった。DAWではマイク録りのアコギの音の編集に毛の生えた程度のことしかしたことがなかったけれど、もっと手を広げていろんな音を混ぜ込みたくなった。
 細かいテクニックとかそういう小さなことはほとんど書かれていないけれど、いい本だと思った。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。