『マグリット展』国立新美術館

 ルネ・マグリット。2015年3月25日(水)~6月29日(月)。
 マグリットを初めて知ったのは中学の美術の教科書だった。夜空が鳩の形にくり抜かれていて、その鳩は雲の浮かぶ青空の模様になっている。当時、とても斬新で洗練されたイメージを持った。今回もそれと同じかどうかは確かではないけれど、似たような絵が展示されていて、昔が懐かしかった。
 描かれている事物はリアルなのに、絵全体でみると現実ではあり得ない世界が表現されている。それらの絵の一部はだからシュールレアリスムと呼ばれるのだろうけれど、そこだけにはとどまらない一歩突き出たオシャレ感がマグリットの絵にはあるように思う。ドキッとして、ニヤッとして、どうなってるんだ?って思って、あたりまえの日常がほんのひとひねりで不思議な世界に変わってしまうのを目の当たりにする。アイデアを形にするとはよく聞く言葉ではあるけれど、マグリットの頭の中にあったひらめきのようなアイデアがこうして作品になって私の目の前にあるということが、なんだか素敵な出会いのように感じた。

国立新美術館』東京都港区六本木7-22-2

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。