2015年。『Currency of Man』Melody Gardot。
ビブラートのきいたダークな歌声にやられてしまってメロディ・ガルドーを聴き始めたのは、アルバム『Worrisome Heart』(私の記事)からのことで、もう6、7年も前のことになる。19歳の時の交通事故の後遺症を引きずりながらも、それがきっかけで彼女の音楽が生まれてきた。その重みを感じさせる歌詞もまた、聴き応えのある安定したメロディとともに魅力的である。ほとんどの楽曲を彼女自身が手がけているというのが驚きなくらい、堂に入っている。
壮大で拡がりを感じさせる、『Morning Sun』と『Once I Was Loved』の2曲がとても好きだ。