『凡文を名文に変える技術』植竹 伸太郎

 文春文庫。
 カルチャーセンターでの文章教室の生徒の作品をネタに、どうやったら文章がよくなるか解説している。文章といっても、メールや日記、小説、評論、報告書などいろいろあるが、この本では主にエッセーを対象としている(と思う。はっきりそうとは書いていないが)。
 てにをは、句読点、文法など細かいところから、文章全体の構成に至るまで、文章をわかりやすく伝えたり、興味深く読ませたりするために気をつけた方がいいことについて、たくさん指摘してくれている。文法的に正しい日本語を使わなければならないことはもちろんのこと、どうすれば読者を引きつける文章を書けるようになるのか、丁寧に教えてくれる。 タイトルのとおり技術的な話が多いが、中には感覚的なものも多少交じっている。
 私はエッセーをほとんど書かないが、この本はブログの文章などエッセー以外の文章を書く人にも大いに参考になると思う。この本を紹介している私の文章自体が本書に書かれていることを実践していないことはさておき。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。