『理系のための英語最重要「キー動詞」43』原田 豊太郎

 講談社ブルーバックス。副題『600超の例文で独特の用法を完全マスター!』。
 理系の文献や論文でよくでてきて、しかも理系独特の使い方をする43の動詞について、詳しく解説している。例えばaddress、provide、allow、driveなどというような、一般動詞としては使えても、理系的な文脈でなかなか日本人が使いこなせないような単語が集められている。
 まず例文がとても充実している。よくぞこれだけ集めたというくらい、生物学、物理、化学、材料学など幅広い分野から多くの例文が取り上げられている。そして動詞ひとつひとつに対して、どんな起源の動詞で元々どういった意味だったのかということから、基本的意味、技術英語で使われる意味、構文や文法的な面まで、例文を交えて実に丁寧に語られる。読んで理解できることはもちろん、できれば使えることができるレベルまでを考えて書かれている。
 ただ、本の性質上とても単語が難しい(キー動詞以外も)。専門用語が多くて、日本語を読んでもよくわからない文が英語例文でばんばんでてくる。この本をマスターすることができたら、動詞の使い方はもちろん、技術英語そのものにも十分強くなることができるだろう。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。

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