『青い影』Halie Loren

 2010年。ヘイリー・ロレン。原題『They Oughta Write a Song』。日本盤はボーナストラックが4曲ついている。ジャズヴォーカルアルバム。
 抑揚のある情感的な歌声。なのに力がうまく抜けて押しつけがましさがない。そして時折見せる特徴的なファルセット。聴きやすいのだけれどちょっとほかのシンガーとは違った雰囲気も持っていてなかなかいい。
 『A Whiter Shade of Pale(青い影)』や『Summertime』、『As Time Goes By』などといった往年の名曲のカヴァーに交じって、オリジナルも何曲か入っている。これがまたいい。堂々とした貫禄というか安定感があって、カヴァー曲に全然引けをとらない。ひょうきんな感じの『I Don’t Miss It That Much』、しっとりと聴かせる『How Should I Know』『Free To Be Loved By Me』や『Danger In Loving You』。歌のうまい歌手というだけでなく、シンガーソングライターとしてもいいんだと思う。最初ちょっと歌い方が気になるところもあったけれど、聴いているうちにはまってしまった。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。