2014年。スティーヴン・ベネットによるソロギター・アルバム。
彼の奏でる音は、優しくてやわらかい温かみを感じさせる。ハープギターを使った曲も多く、低音の響きがとても豊かだ。これらの音を聴いていると、心が穏やかになってくる。
このアルバムはオリジナルもカヴァーも交じっているけれど、どれも彼らしい感じがする。カヴァーでは、Ennio Morriconeの『Gabriel’s Oboe』、Scott Joplinの『Maple Leaf Rag』がよかった。オリジナルでは、やっぱりやさしくてきれいなメロディの『Allison’s Wedding』、『Remember』などが気に入った。Jimmy Webbの『Wichita Lineman』のみヴォーカルが入っている。1968年に初めて聴いたときから好きな曲なのだそうだ。