『薬学教室へようこそ』二井 將光

 講談社ブルーバックス。副題『いのちを守るクスリを知る旅』。
 クスリとは何かから始まって、創薬や法律、感染症や長寿社会との関わり、投与や代謝、薬剤師についてなど、クスリについて様々な観点から教えてくれる(なぜ本書では薬のことを「クスリ」と表記しているのか、私にはわからない)。しかし実際のところ本書の構成は、抗菌薬やガンのクスリやアルツハイマーのクスリなど個別のクスリについての解説が3分の2、クスリ全体の仕組みなどについてが6分の1、薬剤師や薬学部についての話が6分の1くらいの割合で書かれている。それぞれについての解説は基本的にはさらっとしていて、薬学について広く紹介しているという感じだ(たまに急に難しくなったりするけれど)。
 薬学について概要だけをざっくりと知りたい人にはいいかもしれないけれど、ちょっと淡々としすぎているように感じた。どこかの薬学部の募集パンフレットみたいだと思った。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。