『英国の夢 ラファエル前派展』Bunkamura ザ・ミュージアム

 2015年12月22日~2016年3月6日。
 19世紀中頃のイギリスに突如として現れたラファエル前派。古典的な画風で、題材も神話や聖書、戯曲などからとっていたりして、同じ時代のフランス印象派とは一線を画している。しかしそれらのストーリー性豊かな写実的な絵には、独特の魅力が宿っている。
 ラファエル前派というと、ロセッティやバーン=ジョーンズらも有名だけれど、個人的にはジョン・エヴァレット・ミレイが好きだ。精緻な筆遣いが醸し出す、えもいわれぬ雰囲気がいい。そんな中でも、特に『春(林檎の花咲く頃)』、『良い決心』、『ブラック・ブランズウィッカーズの兵士』がよかった。
 ミレイ以外では、 光と影の対比が印象的だったダニエル・マクリースの『祈りの後のマデライン』、古典的ながらなぜか気になるアルマ=タデマの作品群、耽美的で時間の表現がおもしろいジョゼフ・ムーアの『夏の夜』などがよかった。
 ラファエル前派は特別好きな絵ではないけれど、何だか気になってしまう流派です。

Bunkamura ザ・ミュージアム』東京都渋谷区道玄坂2-24-1

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。