『Brazilian Routes』Romero Lubambo

 2001年。ホメロ・ルバンボ。ブラジルのジャズ・ギタリスト。
 ホメロ・ルバンボがポップスを弾く人なのかジャズを弾く人なのか、そもそもギタリストなのかどうかさえも知らずにこのアルバムを購入した。ただ、ホメロ・ルバンボによる『Route 66』を聴きたくて。この曲は元々Bobby Troupによるもので、アメリカン・スタンダードとして数多くのアーティストにコピーされている。ではなぜホメロ・ルバンボなのか。実はもうかなり前、札幌の地下街ステラプレイスにユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシングが入店したとき、開店記念としてもらったCDアルバムの中にこの曲が入っていて、とても気に入ってしまったのだ。ノリがよくてPamela Driggsの声も素敵ですぐに好きになった。このアルバムは中に入っているほかの曲もよかったので、アルバム自体が愛聴盤になっている。
 ところでこの『Brazilian Routes』は、『Route 66』だけがヴォーカル・ナンバーで、そのほかの曲はホメロのオリジナルやカヴァーからなるインストゥルメンタルだ。これがまたいい。彼のギターは繊細とはほど遠く、ちょっと荒さも目立つタッチなのだが、それが返って曲調に合っていて、ほどよいグルーブ感が生まれている。
 誰かの曲を好きになって、その曲の入ったアルバムを買ったところ、結局その曲しか好きではなかったということが往々にしてあるのだけれど、このアルバムはそうではなくて、購入してとてもよかった。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。